Reviews 利用者の声
利用者の声 05

FORROの存在が、「働く人を想う職場」の証になる

河嶋知子様
JCHO中京病院 副院長 併 看護部長

不満の温床だった繁忙時間帯の搬送業務

当院は救急・急性期患者に対応する病院として昼夜を問わず稼働していますが、夜勤の時間帯はどうしても人手が限られてしまいます。そんな中、検体や薬品の搬送業務のために資格を持つ看護師が病棟を離れることに課題感を抱えていました。特に注意が必要なご高齢の患者さまも多く、たとえ10分程度でも持ち場を離れることは、医療安全上のリスクになります。これまでの搬送業務は看護助手を中心に人の手で行っていましたが、病院の新棟増築のタイミングでFORROを2台導入することにしました。


現在は、新棟稼働時に使い始めたエアシューターとFORROで役割を分担し、急ぐものや衝撃を受けても問題ないものはエアシューター、まとまった量の荷物や繊細な検体などはFORROが担当しています。特に、外来の採血・点滴ルームでは、1日1,000人を超える患者さまの検体を検査室へと運ぶ最重要戦力となっています。看護師・助手ともに忙しい中で「今行かなければいけない」という場面の多い搬送業務は、現場の不満感を高める要因のひとつでしたが、FORROが淡々とこなしてくれることで負担も雰囲気も改善しました。

中京病院2

ロボット導入が「働きやすい病院」というイメージにつながった

搬送業務の効率化を含め、当院では近年、職員が専門業務に集中できる環境を整備するために積極的にDXを進めてきました。院内を走るかわいらしいFORROの姿は、看護学生の実習や就職活動中の見学でも自然と目に留まり、「業務効率化や負担軽減を実践している働きやすい職場」という印象づけにつながっているようです。実際にここ1年で就職希望者数は明確に増加しています。導入時にはもちろん想定外でしたが、FORROがいることで職員を大切にする病院であると感じてもらえることは嬉しい副次効果でした。


当院では導入前に藤田医科大学病院でFORROを見学させていただきましたが、それと同様に、「FORROをどう活用しているか見たい」と他院の方からお声をいただくことが増え、海外の医療系大学から視察を希望されることもあります。今後、看護職の人員が確実に減少していく未来を見据えた時、業務負担の見直しを図りたいという思いはどこの病院でも共通のもの。人の採用や教育に注力することも大事ですが、うまく機械化した方が、長い目で見てコスト面でも良い選択となる場合もあると思います。限られた人手で医療の質をどう守っていくか。同じ悩みを抱える方々にとって、当院のFORRO導入事例が後押しになれば幸いです。