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利用者の声 02

目指したのは、人が人にしかできないことに集中できる日常です。

藤田医科大学病院 スタッフの皆様

配送に行く回数が増えるほど、患者さまを診る人数は減っていました。

 藤田医科大学病院ではこれまで、採血や尿検体、薬剤を医療スタッフの手で運んでいました。各病棟を回ってこれらを配送するのには、1往復に20分から30分ほど時間がかかります。エレベーターを使って他の階へ移動する際には、患者さまのベッド搬送優先のためすぐに乗れない場合も多く、ただ待っていることに時間が使われることもありました。スタッフが配送している間は、少ない人数で患者さまを診ることになるので、業務への負担も必然的に大きくなります。FORROの導入により、配送にとられる時間が減れば、その分自分たちの仕事に専念できることを期待していました。

お互いの役割を明確にすれば、FORROは一緒に働く仲間になります。

朝の検体の定期配送や臨時の薬剤配送を、今はFORROが担っています。複雑な操作は無いですが、導入当初、スタッフ側のロボットへの理解が必要な部分がありました。例えば、FORROのタッチパネルを触って自動配送を停止した状態で放置してしまったり、人が運ぶ方が早いという理由で、そもそも使っていなかったりなどです。ですが、使っていくうちFORROの価値に気づき、今は配送による負担が減ったと実感しています。藤田医科大学病院のような広い施設ほど、配送の移動距離も時間も長くなるので、FORRO導入のありがたさをより感じられると思います。

 また、FORROは愛着を持てる見た目や動きをしているため愛称をつけるスタッフもいます。親しみやすさは患者さまからも言っていただくことがあり、多くの人が行き交う病院という環境でも、自然に受け入れられる存在だと感じています。